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https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=14076
比嘉愛未「離婚届けのシーンは切なくなりました(笑)」
TBSで放送中の日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(毎週日曜よる9時放送)。1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」原作で、2023年の東京を舞台にオリジナルキャラクターが、沈没という目に見えない危機に立ち向かっていく姿を描く。第4話は11月7日(日)よる9時から放送する。今回は小栗旬演じる天海啓示の妻・香織役の比嘉愛未をインタビュー。天海と離婚することになった香織への思いや、印象的なエピソードなどを明かした。
香織は天海と正反対の人を選んだ
――香織を演じての感想をお願いします。
香織は自立していて娘の茜(宝辺花帆美)のために生きていこうという覚悟を持った女性。娘への愛情は揺るがず常に前を向いている強い女性だと思いましたので、そこは意識して演じました。茜役の花帆美ちゃんは本当に天真爛漫。一緒にお話したり遊んでいるとこちらまで心が浄化されるようでした。やはり子どもの存在って大きいなと思います。
――夫である天海の印象はいかがでしょうか。
彼には、熱くて野心家で自分の信念を曲げない強さがあります。真っ直ぐ突き進むだけではなくて、壁にぶつかっても回り道しながら進む。何でもすぐに解決してしまうのではなくて挫折や苦悩しながらも成長していく姿は魅力的だと思いました。サブタイトル通り、"希望のひと"ですし、こういう人が増えていけば安心できる世の中になるのではないかなと。やはり折れない芯の強さが大切だと思いましたし、私も芯を強めていきたいです。
――しかし、香織は天海と離婚することにしました。
香織は天海さんが素晴らしい人で応援する気持ちはあってもだんだん苦しくなっていったんだと思うんです。彼は家庭も大事だけどそれ以上に抱えているものが大きいですし、人間としての器も大きい。香織は自分の存在が小さく感じて苦しくなってしまったのかなと。人間的に嫌いなのではなく尊敬していたと思うのですが、家族を作って一緒に歩んでいくという意味では違うと感じて身を引いたのではないでしょうか。そう感じたのは、再婚する野田(瀧川鯉斗)さんとのシーンで、香織は天海さんと全く違う人を選んだからです。野田さんは香織が子持ちでも気にせずすべてを受け入れてくれる優しい人で、香織にとっては安心できる存在。演じる鯉斗さんも役にぴったりの優しい印象の方でした。
――撮影で印象に残っているシーンはありますか?
離婚届けを書いてもらうために天海さんと会うシーンです。やりとりを演じていて、すごく切なくなりました。お互いが大好きで結婚して、婚姻届は2人で出しにいったのかなと想像していたので、結局紙切れ1枚で終わってしまうんだなと。疑似体験ですが、人生って何が起こるかわからないんだなと思いました。撮影では小栗さんが何ともいえない表情をされていて、天海さんは日本を救うために必死なのに申し訳なくなりました(笑)。
――最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。
この作品は人が生きるためにどう前に進んでいくのかを描いていて、本当に希望の話だと思っています。いつ何が起こるかわからない時代で、本当に大事なことは人と人との関わりや思いやりで、その大切さを感じられる作品です。香織は天海さんたちの政治的部分には関わってはいませんが、女性として母親として普遍的な人間愛を表現できたら少しでも作品に貢献できるのではないかと思い、1シーン1シーン噛みしめながら演じました。希望の物語を一瞬も見逃さずに見ていただけたらうれしいです。
■番組概要
〔タイトル〕
日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』
〔放送日時〕
毎週日曜よる9時~9時54分
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