2021年7月20日火曜日

『推しの王子様』第1話 フジテレビュー!!編集部2021年7月20日 軽やかでロマンティックなラブストーリーとディープゾーン?を描く余地もある人間ドラマに…なる?よね!? - フジテレビュー!!

軽やかでロマンティックなラブストーリーとディープゾーン?を描く余地もある人間ドラマに…なる?よね!? - フジテレビュー!!




軽やかでロマンティックなラブストーリーとディープゾーン?を描く余地もある人間ドラマに…なる?よね!?

7月15日(木)放送『推しの王子様』第1話

<コラム>『推しの王子様』第1話

あの…、めくるめく"絶叫"の日々から早3ヵ月…

『知ってるワイフ』チームの最新作、『推しの王子様』がいよいよスタートしましたねー?(なぜ疑問形…。理由は後ほど)

"ワイフ"が放送されていたあの頃、僕、すっごく高ぶってたんですよね…。あまりにドラマに興奮しすぎて…。特に、第8話の"あれ"、が忘れられません…。

激動の2021年、上半期終わったばっかりでまだ振り返るのも早すぎますが、今年放送された恋愛ドラマの、最優秀当て馬大賞(噛ませ犬大賞とも言う…いや、言わない。勝手な賞です)を、圧倒的票差で受賞した(いやしてない)、松下洸平さん演じる、ヒロインの引き立て役=当て馬が最高だった、津山のハイライト。「津山、ゴーーーーーーーーール!!!」を文中三回もぶっ飛ばした、あのコラム…。自分で書いといてなんですが、自分がちょっと元気ない時、ふと振り返っては読み、あの頃の高ぶりを思い出し、テンションを取り戻す(気持ち悪いよ。それより本編見ろ)…ってくらい、ちょっとどうかしてたあの頃(今もか)…。あの、熱狂…いや絶叫の日々、再び!!『知ってるワイフ』チーム再集結!!ってんで、先週ようやくスタートしたわけですが…。

7月12日月曜日、いよいよ今週スタートか…、依頼はまだ来ないけど、よぅし!肩あっためとくか…つって、津山のあのコラム読み返す…、やっぱ高ぶるぜぇーー!!…翌13日火曜日…あぁ、撮影が押してんだ、まだ依頼来ない、ってか映像が出来てないだな…14日水曜日…え、おいおい、まだかよ、連絡、ちっとも来ねぇじゃん!!…15日木曜日…オンエア今日だよ?放送されちゃうよ?来ないよ?事後コラムなの?どうなの!?…16日金曜日…あぁ、そうですかッ!!あの頃、楽しいって思ってたの、僕だけだったんすね!!ああ、そうかいそうかい!!わかったよ!!こっちの片思いだったんだね!?こっちが恥、かいてたんすね!?…週末で全てを忘れる…翌週19日月曜日…「ぜひ、お願いします…できれば、第1話から」…って、おせーーーよ!!!俺の気持ち、テンション、先週に置いてきちゃったよ!!!…うん、だけど…、待ってた…♡

っていう意味合いも込めた、『推しの王子様』がいよいよスタートしましたねー?の"?"でございました。(うん、意味わからん)

なので、遅くなったのは私のせいではありません!!という恨み節も込めて(待ってたくせに♡)、皆様になんら関係のない、個人的過ぎる、僕の『知ってるワイフ』の思い出と、どうでもいいマイ1週間でスタートさせていただきました。理由はどうであれ、大変失礼いたしました。

っというわけで、コラムの半分をどうでもいい情報で埋めてしまいましたが、『推しの王子様』ですよ!!

『推しの王子様』の比嘉愛未

まず、久々のオリジナルストーリー(木曜劇場では、20年1月期の『アライブ がん専門医のカルテ』以来)だってのに、タイトルがキャッチーで素晴らしいですよね。このネーミングの素晴らしさは、ドラマ懐古厨の僕としては、2003年の『お義母さんといっしょ』をナゼだか思い出す程の秀逸さ(主人公の水野美紀さんが、"お義母さん"の水前寺清子さんと嫁姑バトルを繰り広げるホームドラマ。FODに…なんとあった!!)…なことはいいとして(ああ、どうでもいい情報が多すぎる)、監督は、『知ってるワイフ』の、あの伝説の第9話!!(8話ちゃうんかい!)、やっぱりあの津山関連で、"あの別れ話の感じ"を、視聴者へ体感させることに成功した、僕も"天才か!!"となぜか上から目線で感嘆した、あの伝説の、第9話の!木村真人監督が!!連ドラ、チーフディレクター、デビューです!!(僕調べ。あってますよね?)あの時、僕が注目した、あの時僕が唾つけといた(いつだよ)、木村監督が、1クール経ったらチーフディレクターになってるだなんて…やっぱり、僕の目、間違ってなかったね!!(ってそっちかい。もう何もかもが失礼)

で、本題(遅いよ)。やっぱり、監督、素晴らしかったよ!!『推しの王子様』というタイトルから想像する、"ロマンティックラブストーリー"に、"異物"を加えてみました…みたいな、王道と新鮮さ…。その塩梅が実に絶妙でした。特に顕著だったのは、ラブストーリーにおいて最も重要と言っていい"出会いのシーン"…。

『推しの王子様』の(左から)渡邊圭祐、比嘉愛未

「てめぇ待ちやがれ!!逃がさねぇぞ!!」っていう"昭和のチンピラ"しか言わないセリフ、からの、テラスらしき高台から、キラキラと舞い降りてくる王子感のある青年…ヒロイン、♡…っていう、字面だと、どうしたって素敵に仕上がるとは思えないシーン。だけどそれを見事に、キャッチーでありながらロマンチックに、笑えるんだか、ときめけるんだか、よくわかんない…んだけど、結局やっぱりときめきが勝ち!みたいに、ちゃーんと、素敵シーンに成立させてたんだもの…。あのシーンが成功しているか否かで、今後の『推しの王子様』の期待値が大きく変わってたことでしょう。そんくらい素晴らしい"出会いのシーン"でした。

で、その、よくよく考えると変だし、コメディに寄り過ぎて、白けちゃう要素にも成り得た"昭和のチンピラ"部分だけど、後半の物語にかけてくるとこが丁寧でしたね。終盤の"(借金が)たったの10万"っていうエピソード。そこには"昭和のチンピラ"がいて、もう見た目はギャグなのに、そんな相手にすら追い詰められ、どん底にいる青年の悲哀…と、10万円を全くの躊躇なく、"たった"と言い放ち、その場でポンと払ってあげられるほど、余裕のあるヒロイン…というコントラスト。非現実的でロマンチックな部分も残しつつ、"10万"というリアル…を、現実的過ぎて、生々しくなりすぎるのも防いでくれた"昭和のチンピラ"…。"昭和のチンピラ"ありがとう!!(言いたいだけ)。

で、もちろん、キャスティングも素晴らしかったですね。ヒロインを演じる比嘉愛未さんのどっからどう見ても"社長感"ある佇まいと、過去シーンで見せた"恋愛ゲーム"への熱量とのギャップ、そして僕より年下なはずなのに、どうしても年上にしか見えないアダルト感(それは知らん)が実に良かった。

『推しの王子様』の比嘉愛未

で、渡邊圭祐さんの圧倒的王子様感…はもちろんなんだけど、"たった10万"関連に潜む、孤独と影、そして"夢"に飢えている感じ…あの表情は彼ならではですよね。あと、もう少し削っていったら完璧なダイヤモンドになる感じ?…もこれからの見所でしょう。

『推しの王子様』の渡邊圭祐

で、なんやかんや、そうは言っても、すべてを持っていくディーン・フジオカさまの存在ですよ。登場した瞬間から、本年度最優秀当て馬大賞(ないからね、こんな賞)津山の存在を脅かしてしまうほどの、異彩放ちまくりの当て馬ポジジョン!!渡邊圭祐さんとはまた違う、統治する国が違う系の王子感が半端ないし(だってあの"モンテクリスト伯"<『モンテクリスト伯 ―華麗なる復讐―』 >だよ?)、裏もなく、優しくって、すぐコイントスしたがって、副社長かつ元映画監督っていう、デコレーションが凄まじい、ディーン・フジオカさま…が当て馬なわけでしょ?勝てるわけなくない?(誰、何に?)…もう勝ちじゃん?(うん誰に?)

『推しの王子様』のディーン・フジオカ

でもって物語はというと、ヒロインが青年を育てる…という逆シンデレラストーリーが画的にもワクワクさせるし、さっきの三人が織りなす三角関係の行方も気になるところ…ってのはもちろんなんだけど、ヒロインが青年にいろいろ与えたところで、彼が根本的に飢えている"夢"は、ちゃんと手に入れられるのだろうか?とか、その"夢"が実態として現れたことで、何もかもを手に入れたかのようにも見えるヒロインは、果たして満たされるのだろうか?…とかちょっと、いろいろ無駄に考えちゃったよね。で、それもそうだし、男ってのは、いつの時代も"男のプライド"ってのがあってさ、何もかも女性から与えられてしまうと、それを忘れて調子に乗りおるからね…そういう部分も描かれて…いくのかな?…つらいね…(想像)。

『推しの王子様』の(左から)渡邊圭祐、比嘉愛未

軽やかでロマンティックなラブストーリーと、その辺のディープゾーン?を描く余地もある人間ドラマ…どちらも期待が持てそうな作品に…、なる?よね!?

text by 大石庸平(テレビ視聴しつ 室長)

<ドラマ『推しの王子様』はFODでも配信中(最新回は期間限定で無料)>



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