比嘉愛未、人気女優が語る「自らをリセットする」決意
「29歳の時に、一度リセットして、もう一歩先へ進みたいって思ったんです」
女優としてデビュー15年めを迎えた比嘉愛未。ドラマ「コード·ブルー」シリーズ (フジテレビ系) の
看護師·冴島はるか役など、きりっとした役の印象が強い彼女だが、そんなイメージやキャラクターとは、
正反対の役に挑戦していこう、と決めたという。
「大人になると、責任も出てくるし、失敗が怖くなってきます。でもそれは、世間からの評価より、
自分自身のプライドが傷つくのが嫌だから、怖いだけなのかなって。そう思ったら、30代はまだ人生の、
何分の一かが過ぎただけ。いっぱい失敗して、40代、50代とさらに大きくなるための修業期間だと
思えるようになりました。今回の母親役も、毎回、現場ではドッキドキで、内心はつねに緊張してます。
でも自然と温かい愛情が湧き出てくるんですよね。これが母性なのかなって思いながら、演じてます(笑)」
「TWO WEEKS』は、2週間の逃亡を描く、タイムリミットサスベンスだ。
「スリリングで、息をのむような展開。その中に、私と白血病を患った娘の、せつない
闘病生活も描かれます。主演の三浦春馬“が全力で走りまわる作品で、夏にはぴったりだと思います」
(娘役の)来泉ちゃんが本当に愛おしくて。本番以外でも
コミュニケーションを取ってます」
6月に33歳になったばかり。女性としての結婚観は?
「お互いのマイナス面を、プラス面で支え合っているような関係が理想的。私は支えられたいタイプなんですが、気
がつくと支えていることが多いかもしれません (笑)。頑固な部分と譲れない正義感みたいなものがあって、『三歩下
がって』というより、前を歩いていくタイプ」
現在、NHK連続テレビ小説「なつぞら」では、老舗カフェ・川村屋の妖艶なマダムを演じている。
「とにかく派手ですが、あの衣装を身に纏った瞬間から、動きが違って、自然と体が「しなやかさ」を作っちゃうんで
す(笑)。主演した「どんど晴れ」('07年)以来、13年ぶりに朝ドラに帰ってきて感慨深いです(『コード.・ブルー』の)
冴島はるかも、自分の中のもう一人の別人格みたいな感覚で、女性として、生き方が魅力的だなって思います。でも
今後は、彼女のようなクールな役だけではなくて、柔らかい役や、機会があればコメディも演じていきたいですね」
「毎回、現場ではドッキドキで、内心はつねに緊張してます」
写真●木村哲夫
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