2022年3月11日金曜日

歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3.11をたずねて | 横浜の映画館・ミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」

歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3.11をたずねて | 横浜の映画館・ミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」

歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3.11をたずねて

東日本大震災の被災地・岩手県陸前高田市で返事のこない手紙を受け取り続ける「漂流ポスト」を題材にしたドキュメンタリー。震災ボランティアを経験した野村展代監督が、大切な人を亡くした人々の心の拠り所として存在する漂流ポストに感銘を受け、2016年より取材を続けて映画化を決意。当初は佐々部清監督による劇映画として企画されていたが、資金繰りや内容の折り合いが上手くいかず、一度は企画をストップしながらもドキュメンタリー映画として再出発した。佐々部氏のサポートも受け、野村監督の初メガホンで再び企画が動き始めた矢先、佐々部氏が急逝する。映画では、佐々部氏の盟友である俳優の升毅が、佐々部氏ゆかりの地や親しかった人々を訪ねる旅に出る。佐々部氏が生前に果たせなかった被災地での映画作りを思い、陸前高田市へと足を運んだ彼は、そこで漂流ポストや被災地の現在の姿と出会う。佐々部監督の遺作「大綱引の恋」に参加した俳優の伊嵜充則、三浦貴大、比嘉愛未、中村優一らも出演。

【STORY】
東日本大震災から10年。岩手県陸前高田市にひっそりと佇む森の小舎「漂流ポスト3.11」。
そこは、亡くしてしまった大事な人への手紙を受け取り続ける不思議な場所。

遺影に手を合わせる1人の男性の姿。
2020年3月に急逝した映画監督:佐々部清氏に想いを馳せる俳優:升毅。
「監督のよーいスタートがないのにカメラが回っているのが不思議な気がする…」

喪失感を抱えたまま、佐々部氏ゆかりの地や親しかった人々を訪ねる旅に出る升毅。
佐々部監督が抱いていた被災地での映画作りへの思い、そこで出会った「漂流ポスト3.11」と被災地の姿。

旅先でのインタビューを重ね「生きること」を考え、感じ、歩いていく升。 そこに今を生きることへの答えへはあるのか―― 。

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