2023年7月26日水曜日

三浦翔平「親のお金は誰のもの 法定相続人」で映画初主演、ダブル主演比嘉愛未と対決 - シネマ : 日刊スポーツ

三浦翔平「親のお金は誰のもの 法定相続人」で映画初主演、ダブル主演比嘉愛未と対決 - シネマ : 日刊スポーツ

三浦翔平「親のお金は誰のもの 法定相続人」で映画初主演、ダブル主演比嘉愛未と対決

三浦翔平(35)が、映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」(田中光敏監督、今秋公開)で比嘉愛未(37)とダブル主演することが25日、分かった。2008年の日本テレビ系ドラマ「ごくせん」第3シーズンで俳優デビュー以来15年で、映画への主演は初めて。真珠の養殖業を営む一家の成年後見人に認定されながら、時価6億円と言われる伝説の真珠をめぐり、比嘉演じる三女らと激突する弁護士を演じる。

「-法定相続人」は、三浦も出演した20年の映画「天外者」を手がけた、田中光敏監督と脚本家の小松江里子氏が、13年「利休にたずねよ」、14年「サクラサク」、15年「海難1890」に続きタッグを組んだ新作。1999年の民法改正で導入され、00年から施行された成年後見制度をテーマにオリジナルの物語を作り上げた。

物語は、真珠の養殖を営む大亀家からの申請で、三浦演じる弁護士・城島龍之介が家庭裁判所から成年後見人として認定されるが、その権限で自らの利益第一に行動するため、次第に対立関係に。時価6億円と言われる伝説の真珠をめぐる騒動が巻き起こる中、長年、家族と疎遠になっていた比嘉演じる大亀家の三女、遥海が帰郷し、いやが応でもその渦中に巻き込まれる。20年5月に舞台の三重県伊勢志摩市で製作を発表し、撮影は22年3月から6月まで同所などで行われた。

三浦は「コメディー? ハートフル? ジャンル分けをしちゃいけない、いろいろな意味で振り幅が広い映画になりましたね」と作品を評した。そして「法律、相続、真珠、家族…テーマはしっかりとしていますが、どのキャラクターも遊び心満載で、キャラクターの心情もそれぞれ異なっているので、何回か見ていただけると、より楽しめると思います」と力を込めた。

三浦にとっては、20年に30歳で亡くなった盟友・三浦春馬さんに声をかけられて出演を決めた「天外者」以来の新作を手がけた田中監督とタッグを組んだ、かけがえのない映画となった。「最後は見事に田中監督のマジックにかかってしまいました」と感慨深げに語った。

比嘉は、ヒロインを務めた07年のNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」の脚本を担当した、小松氏との再タッグを喜んだ。「今回、ずっとご一緒したかった田中光敏監督。そして私のドラマデビュー作品でもあるNHK朝ドラ『どんど晴れ』の脚本家でもある小松江里子さん。このおふたりの作品に呼んでいただき、とてもうれしく光栄でした」。そして「成年後見人という制度から起こる、家族の人間模様が丁寧に、シリアスになり過ぎず、むしろ面白くて思わず笑ってしまうような軽快さがある。舞台となった伊勢志摩の自然や文化などの美しさも必見です!! 家族との向き合い方を改めて感じて頂けるのではと思っております。ぜひご期待下さい」と呼びかけた。

比嘉演じる遥海の父・仙太郎を三浦友和(71)が演じる。「舞台は三重県志摩市です。志摩といえば真珠です。私は伝説の真珠職人を演じています。英虞湾(あごわん)の美しさを今回初めて知りました。今まで経験のない絶景でした。真珠職人の方々、志摩市の方々の心からの応援おもてなしをいただき、遺産相続にまつわる決して人ごとではないお話を、シビアにコミカルに描いた、すてきな映画ができました」とコメントした。

遥海の母満代を石野真子(62)が演じる。「伊勢志摩のターコイズブルーに輝く美しい海に囲まれその海と共に真珠の命を育む腕利きの養殖家の役をさせていただきました。大切な核入れなど、真珠について色々教わり体験ができ、より一層真珠の輝きに魅了されました。また、地元の方々にも大変お世話になり感謝の気持ちでいっぱいです。タイトルはドキッとしますけど、訳すと愛されたかった、愛したかったなのかな? 家族って、親子って夫婦って、、、。意識していても、しなくても、いつも根底にあって知らず知らずに揺さぶられているものですねぇ」とコメントした。

田中監督は「テーマは愛と許し。私たちが生きていく中で、やがてやってくる相続問題。その『相続』を笑いと涙と家族の織り成すエピソードで楽しく描いていきます。今回、コメディータッチで楽しい作品作りを目指し、たくさんの個性的な実力派俳優たちに参加していただき、それぞれの役柄を見事に演じていただきました。観ていただくお客さまの中には『きっとこれは私の家の話かも?』『うちもそろそろ考えなきゃ!』など、共感できるエピソードや登場人物に出会うことだと思います。ぜひ『オヤ金』、最後の最後まで楽しめる作品となっているので、お楽しみください。観る度に新しい発見がある物語だと思います」とコメントした。

浅利陽介、小手伸也、南海キャンディーズ山崎静代、松岡依都美、田中要次も出演する。

◆成年後見制度 認知症、知的障がい、精神障がいなどの理由で判断能力が不十分な状況にある人々を法的に保護し、本人の意思を尊重した意思決定支援を行う制度。1999年の民法改正で導入され、00年から施行。家庭裁判所が最も適任と思われる成年後見人を選任し、本人に代わり不動産や預貯金などの管理、遺産分割、相続手続きなどの財産管理、介護・福祉サービスの利用契約や施設入所・入院の契約、履行状況の確認などを行う。利用者数が増える一方、成年後見人等による不正トラブルも多数判明し例年、巨額の被害が発生。

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