2014年6月12日木曜日

松本清張「強き蟻」:テレビ東京 2014年7月2日放送

テレビ東京開局50周年特別企画 松本清張「強き蟻」

http://youtu.be/INlCLVPvOjg


松本清張「強き蟻」:テレビ東京 2014年7月2日

http://www.tv-tokyo.co.jp/seicho_ant/cast/index.html

宮原素子 (25) 比嘉愛未
塩月の紹介で、信弘の自叙伝の口述筆記を担当する速記者。


かつて東銀座で普茶料理の店を営んでいた沢田伊佐子(米倉涼子)は、そこで出会った31歳年上の会社役員・沢田信弘(橋爪功)の後妻として嫁いだ。伊佐子は、夫が長年勤める会社の新役員懇親記念パーティーに向かう車中で、信弘の役員待遇がどうなるのか気を揉んでいる。信弘は、渋谷区松濤に居を構える200坪の家を所有しているが、生活に関わる金銭はすべて家政婦・椿サキ(かたせ梨乃)に管理される生活だ。もちろん伊佐子はこれに納得していないが、彼女には胸に潜めたある企みがあった。それは、3年後に信弘の資産十億円を“未亡人”となって独り占めすること。その日に向けて、伊佐子は夫の寿命を緩やかに縮めようと、密やかな計画を練っていた…。

また、伊佐子は信弘の妻を演じながら、夫以外の男性とも関係を持っていた。信弘をパーティーに送り届けたあと、伊佐子は年下の愛人・石井寛二(要潤)のもとへ向かう。しかし、部屋に入ると、そこには頭から血を流し、ベッドに横たわる女性の姿が…。石井の元彼女・乃理子(土谷春陽)だ。石井曰く、喧嘩して揉み合った際に乃理子が頭を強打した挙句、石井が目を離した隙に睡眠薬で自殺を図ったという。すぐさま薬を吐かせ、乃理子が一命をとりとめたことを確認した伊佐子は、早く救急車を呼ぶよう石井を促し、自宅へと戻る。しかし、その日の夜、石井から“乃理子が死んだ”との連絡が入る…。

事件によって、石井との関係が明るみになることを恐れた伊佐子は、かつて夫と共に伊佐子の店の常連で、パトロン的存在だった食品会社副社長・塩月芳彦(宅麻伸)に連絡。事件を揉み消すべく、石井の弁護士の手配を懇願する。代議士の叔父をもつ塩月は、野心溢れる若手弁護士・佐伯義男(高嶋政伸)を呼び、伊佐子を助ければ叔父を紹介すると約束して、石井の担当弁護士につかせることに。疲弊して伊佐子が帰宅すると、信弘と地味な風貌の速記者・宮原素子(比嘉愛未)が楽しそうに現れる。信弘が自叙伝を作るため、塩月の紹介で宮原に口述筆記をお願いしていたのだ。また、信弘の前妻との娘で、画家の卵をしている妙子(笛木優子)も訪れており、伊佐子に対して不信感を抱く妙子は、『あなたが結婚したのは父ではなく資産』と言い放つのだった…。ある日、伊佐子は塩月との密会中に、石井の件に関する報告を受ける。なんと、石井が逮捕されたというのだ。塩月曰く、殺人罪に問われる石井を、佐伯は『無罪にする』と自信を見せていると言うが…。

原作紹介

原作 : 松本清張『強き蟻』(文春文庫刊)






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