2022年4月18日月曜日

2022/03/26,27 telling.比嘉愛未さん、映画『吟ずる者たち』で故郷で酒造りに目覚める女性を演じる 「自分が良い縁を引き寄せるかが大切」:telling,(テリング)

比嘉愛未さん、映画『吟ずる者たち』で故郷で酒造りに目覚める女性を演じる 「自分が良い縁を引き寄せるかが大切」:telling,(テリング)









比嘉愛未さん、映画『吟ずる者たち』で故郷で酒造りに目覚める女性を演じる 「自分が良い縁を引き寄せるかが大切」

比嘉愛未さん、映画『吟ずる者たち』で主演 30代になってから「固定観念がどんどんはずれて楽になった」:telling,(テリング)
https://telling.asahi.com/article/14554436

比嘉愛未さん、映画『吟ずる者たち』で故郷で酒造りに目覚める女性を演じる 「自分が良い縁を引き寄せるかが大切」

日本酒造りが盛んな広島で、初めて吟醸酒を造った広島の杜氏の手記などに影響を受け、酒造りの道に進む決心をする女性を描いた映画『吟ずる者たち』が3月25日から全国で順次公開。主役の永峰明日香を演じるのは、女優の比嘉愛未さん。映画の見どころや、役を通して感じたことなどを聞きました。

日本酒のありがたさを、改めて

――『吟ずる者たち』は、明治から令和と時を経て日本酒造りの想いをつなぐ人々の姿を描いた物語です。東京で夢破れ、故郷の広島に帰ってきた明日香もやがて、日本酒造りの魅力にとりつかれます。どんな気持ちで撮影に臨みましたか。

比嘉愛未(以下、比嘉): 「この役はこうあらねば」と考えたり、自分が台本を読んだときの感情に縛られたりしたくないと私は思っていました。なので、監督やスタッフと話し合いながら、シーンごとにその場に立った明日香としての感覚を大事に演じたいと考えていました。明日香が東京から出戻り、一番気分が落ちてしまったところから、自分なりの人生の道筋を少しずつ見つけていくというところは、丁寧に演じましたね。

――比嘉さんが演じた明日香は、杜氏として新たな吟醸酒を造ろうと奮闘します。撮影の前と後で、お酒に対する印象は変わりましたか?

比嘉: 元々お酒は好きです。今回、日本酒造りを一から体験させていただいたので、杜氏のみなさんが手間暇かけて造っていらっしゃることを深く知ることができ「ありがとうございます」「いただきます」という気持ちでお酒をいただこうという思いが強くなりました。

憧れながら背中を追ったのは…

――日本酒造りを体験して、学んだことがあれば教えてください。

比嘉: 私が体験させていただいて思ったのは「純米大吟醸と純米吟醸酒は何が違うのか」「日本酒をゼロから造る工程を知っている人が、私の年代でどれくらいいるのだろうか」といったことでした。映画でも描かれていますが、酒造りに欠かせない麹菌は"生き物"。だから、思っている以上にうまくいかないことも。それに向き合う精神も、役を通して学ぶことができました。

――本作は、明治時代に日本で初めて吟醸酒を造った広島の杜氏・三浦仙三郎の生きる明治時代と、明日香たちが生きる令和の二つの時間軸で物語は進んでいきますが、明治時代のパートはどう感じられましたか?

比嘉: 今回、明治時代のパートと撮影が重なることはなかったので、三浦仙三郎を演じた中村俊介さんと現場でご一緒できたのは一度だけ。明治時代の酒造りは現代とは違うやり方で準備することも多いですし、制限もある過酷な状況の中での撮影は大変だったと思います。明日香役の私としては、仙三郎の手記などから、その奮起する姿に影響を受け、憧れながらその背中を追っていったような感じで演じていました。

「覚悟を持って進む人は、絶対大丈夫」

――東京での仕事を辞めて地元・広島に戻り、家業の酒蔵を継ぐことを決めた明日香の決断について、比嘉さんはどう思われますか?

比嘉: どの仕事でも覚悟を持って進む人は絶対に大丈夫だと思います。覚悟って自分でしか決められないですし、自分のペースで切り開いていくのが人生。その覚悟と決心をした明日香のことをすごく素敵だなと思います。

――覚悟を決めるまでの不安を払拭できたのは、何がきっかけになったと思われますか。

比嘉: 「縁」だと思います。明日香は偶然にも仙三郎の書物を発見して、そこから少しずつ世界が広がっていって。仙三郎と会ったことはないけれど、私は明日香が引き寄せた必然的な縁だと思っています。
きっとみなさんも、見えないところで縁が通じることってあると思うんです。そのご縁から色々なことを学ぶことが、自分なりの決心や覚悟につながっていくんじゃないかな。
それに「あなたはこうしなさい」って誰かに答えを与えられるよりは、自分で模索して苦しんだ上で導かれていく過程が大事だと思います。そのためにも、どれだけ自分が良い縁を引き寄せるかが大切ですよね。

次に飛び立てるようになった時のために!

――改めて、映画の見どころを教えてください。

比嘉: この映画には、今の時代に通じるメッセージがあると思うんです。何かと耐えなければいけない事が多い時代ですが、ただ止まっているのではなく、次に飛び立てるようになった時のために、今は百回試して千回改める「百試千改」の気持ちで必死に耐え忍ぶ。その強さを、私は仙三郎さんから教わりました。どんなに辛く大変な時でも、自分の道を切り開いていく強さを持った仙三郎さんの姿を通して、この映画を観てくださる一人一人へのエールになったらいいなと思っています。

●比嘉愛未(ひが・まなみ)さんのプロフィール

1986 年、沖縄県生まれ。2005年、映画『ニライカナイからの手紙』で女優デビュー。NHK朝の連続テレビ小説「どんど晴れ」(07)でヒロインを演じる。主な出演作に、映画「飛べ!ダコタ」(13)、「カノン」(16)、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(18)、「大綱引の恋」(20)、 ドラマでは朝の連続テレビ小説「なつぞら」(19)、「にぶんのいち夫婦」「推しの王子様」(21)、「日本沈没-希望のひと-」(21)など。

 ヘアメイク: Seiichi Okuharasuzukioffice)/スタイリスト:後藤仁子

■吟ずる者たち

監督:油谷誠至、脚本:仁瀬由深、安井国穂
出演:比嘉愛未/戸田菜穂 渋谷天外 ひろみどり 今井れん 中尾暘樹  中村久美 奥村知史/丘みつ子/大和田獏/中村俊介
配給:ヴァンブック 
3月25日(金) シネ・リーブル池袋ほか全国で順次(広島では2021年11月5日より先行上映)
©2021 ヴァンブック


比嘉愛未さん、映画『吟ずる者たち』で主演 30代になってから「固定観念がどんどんはずれて楽になった」:telling,(テリング)
https://telling.asahi.com/article/14554436

比嘉愛未さん、映画『吟ずる者たち』で主演 30代になってから「固定観念がどんどんはずれて楽になった」

25日から全国で順次公開される映画『吟ずる者たち』で日本酒造りに傾倒する主役の明日香を演じる俳優の比嘉愛未さん(35)は映画やドラマなど幅広く活動しています。そんな比嘉さんに仕事への向き合い方や、やりたいことが見つからない人へのアドバイスなどを聞きました。

――現在、35歳でいらっしゃいますが、俳優として、また一人の女性として年齢を気にされますか?

比嘉愛未(以下、比嘉): 30代になってから、自分の中の固定観念がどんどん外れて楽になったんです(笑)。もっと色々なことにチャレンジして、いい意味でみなさんを裏切るようなこともやっていきたいと思っています。「35歳だからこれを」とか「35歳だからこれはダメ」と自分で限界を決めずに、今できることを全力で楽しむようにしているので、お仕事がすごく楽しくておもしろいです。

「私ってこのままでいいのかな?」

――今回演じた明日香は東京で夢破れ、故郷の広島に戻ってきます。ご自身の共通点はどこかありましたか?

比嘉: 私も明日香と同世代。地元に帰ると同世代の友達たちは、もう結婚して子どもも大きくて、というのを目の当たりにします。ふと「このままでいいのかな?」とか「自分はどう進んだらいいんだろう」と立ち止まって考えてしまう気持ちは分かりますね。
明日香も色々なことがあって地元に帰り、家のことを考えたり昔の自分の気持ちを思い出したりして「一旦ゼロに戻ってみよう」と思った。すごく共感できる部分でした。

――作中では、何度も試して改善するという意味の「百試千改」という言葉が、たびたび出てきます。この言葉の精神は、お芝居にも通じますか。

比嘉: ありますね。私は役者という仕事は正解がないと思っているので、折れない心をもってチャレンジし続けるしかないと思っています。それに、「百試千改」の精神は今の時代を生きる私たちが見習うべき点がたくさんあると思うんです。
最近、「ストレス」という言葉をみんな口癖のように使っているなって思うんですよ。昔は「ストレス」という言葉自体、そんなに浸透していなかったし、どんなに大変な状況の中でも耐えて、どんどん進む道を切り開いていくのが通常のことだったはずなのに。
今は便利になり過ぎていて、メンタルが弱くなっているなと感じるところもあります。今はコロナ禍でみんな気持ちが落ちてしまっているからこそ、「百試千改」の精神を学んで「日本人ってもっと強いはずだよね」って思えたらと思います。

自分軸で見て、考えることが大事

――telling,の主な読者は20~30代の女性で、その中には「やりたいことが見つからない」「やりたいことはあるけど踏み出せない」という人も多い印象です。アドバイスをお願いします。

比嘉: 「やりたいことが見つけられない」という漠然としたモヤモヤを抱えているのは苦しいですよね。でも、人それぞれ人生の流れやタイミングがあると思うので、焦って探すことでもないと思います。
私がみなさんに一番気をつけてほしいと思うのは、ちゃんと自分軸で見て、考えて生きて欲しいということ。この年代の女性は、婚期や転職など周りの価値観があり、どうしても比べられたり、自分でも比べてしまったりするけれど、その時期ってみんな違っていいんですよ。だから焦らないで「なんで悩んでいるんだろう」とか「私ってどういう人だっけ?」とゆっくり自分に向き合う時間を持つといいと思います。

――焦ってしたことって、後から後悔することが多いですよね。

比嘉: そもそも、どんな人と出会うか、どんな巡り合わせで、どの仕事に就くかさえ、誰にも分からないじゃないですか。だから、そこで卑屈になるのではなく「いい出来事を引き寄せるぞ!」という自分のマインドをしっかり持つことが大切だなと思っています。
それに、みなさんそれぞれ「自分のときめき」ってあるはずなので、その自分の感覚を大事にしてあげるといいと思います。自分で自分のことを愛し、大切にしてあげることができてから初めて、人に優しくすることができますから。

――立ち止まったり振り返ったりすることは、決して悪いことではないのですね。

比嘉: 大事なことですよ。でも、こんな風に偉そうに言っている私も、20代の頃はたくさん悩んで人と比べて、自信を失くして……という経験をしてきました。だから今は、そういった感情の波をコントロール出来るようになったんです。この先も、どういう波がくるのかわかりません。だけど自分の中で今から心づもりをしておけば、あまり苦しくならないんじゃないかなと思っています。

●比嘉愛未(ひが・まなみ)さんのプロフィール

1986 年、沖縄県生まれ。2005年、映画『ニライカナイからの手紙』で女優デビュー。NHK朝の連続テレビ小説「どんど晴れ」(07)でヒロインを演じる。主な出演作に、映画「飛べ!ダコタ」(13)、「カノン」(16)、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(18)、「大綱引の恋」(20)、 ドラマでは朝の連続テレビ小説「なつぞら」(19)、「にぶんのいち夫婦」「推しの王子様」(21)、「日本沈没-希望のひと-」(21)など。

 ヘアメイク: Seiichi Okuharasuzukioffice)/スタイリスト:後藤仁子

■吟ずる者たち

監督:油谷誠至、脚本:仁瀬由深、安井国穂
出演:比嘉愛未/戸田菜穂 渋谷天外 ひろみどり 今井れん 中尾暘樹  中村久美 奥村知史/丘みつ子/大和田獏/中村俊介
配給:ヴァンブック 
3月25日(金) シネ・リーブル池袋ほか全国で順次(広島では2021年11月5日より先行上映)
©2021 ヴァンブック



真吟

2022/06/24

https://vt.tiktok.com/ZSR1hC8dc/?k=1





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