2021年11月6日土曜日

比嘉愛未が「ドラマ出ずっぱり」の“フル回転”状態になってしまった所属事務所の切実な事情|日刊サイゾー

比嘉愛未が「ドラマ出ずっぱり」の"フル回転"状態になってしまった所属事務所の切実な事情|日刊サイゾー

比嘉愛未が「ドラマ出ずっぱり」の"フル回転"状態になってしまった所属事務所の切実な事情

比嘉愛未が「ドラマ出ずっぱり」の
公式サイトより

 比嘉愛未のドラマ出演が続いている。7月期にはフジテレビ系連続ドラマ『推しの王子様』で主演を務めたことも記憶に新しいが、この10月期はTBS日曜劇場『日本沈没―希望のひとー』に、小栗旬演じる主人公と別居中の妻役で出演中だ。

「『推しの王子様』は深田恭子が適応障害で急きょ芸能活動を休止することになり、比嘉のもとに代役の話が飛び込んで来たのは撮影開始ギリギリ。引き受けたのは、『日本沈没』が昨冬にクランクイン、今春にはクランクアップしていたことも大きかったのでしょうが……。比嘉は今年、3月に放送された三谷幸喜脚本のスペシャルドラマ『死との約束』(フジテレビ系)への出演に加え、6月からは深夜帯で主演の連続ドラマ『にぶんのいち夫婦』(テレビ東京系)もあり、7月後半は『推しの王子様』と合わせ、木曜に主演ドラマ2本が放送される状態が3週間続きました」(芸能記者)

 この多忙ぶりに、比嘉を心配する声も少なくないという。

「ゆっくり休む暇もなく撮影が続いた上、特に『推しの王子様』はピンチヒッターで主演を任されるというプレッシャーもあった。完璧主義者ということもあって現場では決して疲れた顔を見せなかったものの、相当ハードだったようです。7月放送の『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)では、俳優業について『ここまで来たらやりますよ』と覚悟を決めていると意気込んでましたが、なぜか最後は涙していましたからね……」(同上)

 比嘉はもともとモデルとして芸能界デビューした後に、女優へと転身。オーディションを経て、2007年上半期のNHK連続テレビ小説『どんど晴れ』のヒロインの座を手にした。しかしその後も脇役での出演が多く、主演作は意外にも少ない。フジテレビ系のドラマシリーズ・映画版ともにヒットした『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命 -』、こちらもシリーズ化されたテレビ朝日系の『DOCTORS~最強の名医~』など、脇役での好演がやはり印象的だ。

「脇役がメインだが、主演もこなせて、ゲスト出演する作品もしっかり"爪痕"を残せる。スタッフに対しても腰が低いので、続々と仕事が舞い込むことになりました」(ドラマ制作関係者)

 彼女が所属する事務所・ライジングプロダクションでは、これまで観月ありさが看板女優だった。だがここに来て、気づけば比嘉が"フル回転"状態で、すっかり観月に勝る勢いを見せている。

「知名度もある観月はどこにいても目立つし、ライジングは最近まで観月の主演にこだわっていた。なので、自然と比嘉の方に脇役のオファーが多く集まったが、今や、事務所の経営があまりよくないという話も。比嘉が1本でも多く仕事をこなして支えるしかない」(前出の芸能記者)

 比嘉の所属事務所は、かつては安室奈美恵やSPEEDを抱え、飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、それも今は昔。安室は独立・引退し、SPEEDは活動休止状態だ。三浦大知、DA PUMPら実力派アーティストを抱えてはいるものの、コロナ禍によりほかのアーティスト同様に打撃を受けてしまった。

「有観客ライブができず、興行で収益を上げられない状態が続いたため、今はアーティストよりも、バラエティーが主戦場の朝日奈央の方が"数字を持っている"ともっぱら。興行ができない穴埋めに、SPEEDのデビュー25周年企画として今年1月に1万8000円ほどのCDボックスを、11月には氣志團やLiSAが参加したトリビュートアルバムを発売するなどしたが、SPEEDの"遺産"を食いつぶしてしまう前に新たなスターを生み出さないと今後は厳しいだろう」(同)

 主演映画『吟ずる者たち』の公開も控える比嘉。しばらくは事務所を背負うことになるようだ。

大沢野八千代(おおさわの・やちよ)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

最終更新:2021/10/24 06:00



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