星野源&新垣結衣の"逃げ恥婚"、知人が語る2人の共通点と「先輩夫婦の影響」
『逃げるは恥だが役に立つ』で夫婦役を演じた星野と新垣がドラマそのまま電撃結婚を発表した。ゴールインの決意を固めた際、新垣の脳裏には"あの夫婦"の姿がよぎったようで──。
日本中を幸せにした「逃げ恥婚」
《これからも互いに支え合い豊かな時間を積み重ねていけたらと思っております》
5月19日、星野源(40)と新垣結衣(32)が結婚を発表した。
ふたりは'16年に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で共演。作中では、夫婦役を演じたが、ドラマが現実となった。
「昨年10月に行われた『逃げ恥』スペシャルの撮影で再会し、12月から結婚を前提に交際がスタート。ただ、ふたりが付き合っていたことは報じられていませんでしたよ」(スポーツ紙記者)
最近は、電撃結婚するカップルが増えている。
「昨年10月には石原さとみさんが一般男性と、岡村隆史さんも一般女性と結婚。今年4月には、有吉弘行さんと夏目三久さんがゴールインしています。いずれも、表立って交際が報じられていなかったところから、結婚を発表するケースが多いですね」(同・スポーツ紙記者)
交際が表に出ない理由について、芸能ジャーナリストの佐々木博之氏に話を聞いた。
「セキュリティーレベルが高いタワーマンションに住んだり、マンションの同じ敷地内に住んで会うタレントが増えたため、週刊誌に撮られにくくなったんです。また、タレントも新型コロナウイルスの感染拡大で、外で食事をしたり、出かけるのを控えるようになったことが大きいと思います」
人知れず星野と愛を育んできた新垣。彼女が今回大きな決断に至った背景には、コロナ禍であることも大きいのではないかと指摘する。
「一般的に、ひとりで家にいて"感染したらどうしよう"という不安や寂しさから、あるいは外で会うことができずお互いの家でデートするのであれば、いっそ結婚して一緒に住んだほうがいいと思うカップルは多い。新垣さんもそうだったのかもしれません」(佐々木氏)
誰もが予想できなかった"逃げ恥婚"。埼玉県内に住む星野の伯父に話を聞くと、彼も今回の発表で初めて知ったようで、
「特に報告はなかったよ。源と最後に会ったのは、まだ子どものころだったからね。彼の両親は、同じバンドのメンバーで付き合って結婚したんだけど、源もドラマの共演がきっかけだから両親と同じ"職場結婚"だよね。なんか不思議な縁を感じるよ。コロナで嫌なニュースが多いけど、日本中を幸せな気分にしてくれたなぁ……」
星野源の元・バイト先を直撃!
星野が19歳のときにアルバイトをしていた東京の沖縄料理店『あしびなー』で店長を務める金城吉春さんも、声を弾ませる。
「俺もうれしくて、最近は夕方になると毎晩祝杯をあげています。源はプレッシャーを感じるとトイレが近くなるみたいで、よくバイトに30分ぐらい遅刻してきました。だから、よく怒って蹴りを入れてましたよ(笑)。最後に来たのは7年くらい前かな……。新垣さんは沖縄出身だし、お酒も結構飲むという噂も聞いていますから、来てくれるのが楽しみですよ」
ドラマの撮影現場では、仲睦まじい様子だったことが報じられているが、ふたりの距離を縮めたのは、共通の"弱み"だった。
「ふたりとも、人見知りなんですよ」(芸能プロ関係者)
初対面の人と打ち解けるのが苦手という"あるある"で意気投合するのはよく聞くけど、彼らはちょっと違っていて……。
「星野さんは人見知りですが、それを言い訳に使う人は苦手。"私、人見知りなので……"と言って、周りの人に話しかけてもらうのを待っている人がイヤなんです。実際、星野さんはそういうそぶりは見せず、自分から話しかけて、いろんな人と仲よくなっていますからね」(同・芸能プロ関係者)
新垣も、過去に出演したバラエティー番組で自分のことを"人見知り"と評しているが、それに甘えることはない。
「ひとりで音楽を聴いていた星野さんに、"なんの曲を聴いているんですか?"と声をかけるなど、ほかの出演者と積極的にコミュニケーションを取っていました。ドラマの打ち上げで、みんなでカラオケに行ったときも、新垣さんが率先して歌って、場を盛り上げていたそうです。そんなふうに、ふたりとも同じ"弱み"を抱えながらも、周りのことを気遣える姿に惹かれ合ったのでしょう」(同・芸能プロ関係者)
そうした共通点も後押しして、お互いを単なる仕事仲間から特別な存在として見るようになったのかもしれない。
実際、星野は過去の雑誌のインタビューで新垣のことを絶賛している。
《来る日も来る日も撮影があり、夫婦という設定から二人だけのシーンが多くいつも一緒にいるけれど、一日に一回はこの人は素敵だと思う場面がある》
そして、結婚という大きな決断に踏み切ることを考えた際、新垣の脳裏には、"あの夫婦"の姿がよぎったようで──。
"電撃婚"の先輩夫婦
「松坂桃李さんと戸田恵梨香さんですよ。彼らは昨年12月に結婚しましたが、新垣さんたちと同様、結婚どころか付き合っていたことさえ、表に出ていませんでした。新垣さんは秘密を守り抜いた戸田さんたちのやり方を参考にしたのだと思いますよ」(テレビ局関係者)
星野と新垣が交際をスタートさせたのは、昨年12月からなので、"先輩夫婦"が結婚した時期と重なる。
もともと、新垣と戸田は、'08年に放送されたドラマ『コード・ブルー─ドクターヘリ緊急救命─』(フジテレビ系)シリーズで10年以上共演しており、プライベートでも仲がいい。
「主演の山下智久さんを中心に、新垣さんや戸田さん、浅利陽介さん、比嘉愛未さんのLINEグループがあり、コロナで"自粛"するまではメンバーの誕生日会を開くなど、親交が深いんですよ。さすがに直接戸田さんに相談することはなかったと思いますが、彼女が誰にもバレずに幸せをつかんだことに刺激を受けたのではないでしょうか」(同・テレビ局関係者)
妻同士はもちろんだが、星野と松坂も、'18年の大河ドラマ『いだてん』で共演しており、少なからず縁がある。
「松坂さんは万が一、情報が漏れて世に出てしまった際に、親しい人たちを疑うようなことは絶対にしたくなかったそうです。だから、仲のいい友達にも言わなかった。星野さんも情に厚いですし、松坂さんと同じやり方を貫いたのでしょう。実際、彼の俳優活動のマネージメントをする『大人計画』のスタッフやタレントも、報道で知った人がほとんどだったといいます。いかに、彼が"情報統制"を敷いていたかがうかがえますね」(同・テレビ局関係者)
松坂夫妻をお手本に、"カモフラージュ交際"を続けていた新垣と星野。
"先輩夫婦"は、結婚する2年前から同じマンションの別の部屋に住んで交際を隠していた。
結婚までの経緯
そういえば、ちょうど同じ時期の'18年に『女性セブン』で、星野が新垣の住んでいるマンションに引っ越したことが報じられていた。
「当時はまだ付き合う前だったので、星野さんが同じマンションに引っ越してきたのは偶然だったのでしょう。ただ、同じ敷地内に住んでいれば、バッタリ会うこともあったはず。いま思えば、そんな"共通点"もお互いを意識するきっかけになったのかもしれませんね」(同・テレビ局関係者)
昨年12月に付き合い始めてからは、やっぱり松坂夫妻のように同じマンションでひそかに会っていたのだろうか。
「それはありえませんよ。星野さんはいまも当時のマンションに住んでいるみたいですが、新垣さんは、交際を始めたときにはもう別のマンションに引っ越していましたから」(同・テレビ局関係者)
別々のマンションに住んでいても、ふたりの"ディスタンス"が急速に縮まったのには、こんな背景が。
「この間に、政府から"緊急事態宣言"が2回発令され、外出できなくなり、お互いの自宅で過ごすことを余儀なくされました。ただ、ふたりとも、ゲーム好きで超がつくほどのインドア派なので、家で過ごすのは苦にならなかったのでしょう。長時間一緒にいても気を遣わないことがわかり、夫婦になったときのイメージが湧いたのかもしれません」(前出・芸能プロ関係者)
さまざまな壁を乗り越え、ゴールインを果たした新垣。気になるのは彼女の今後の仕事だ。来年NHKで放送される大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の出演が内定しているため、芸能活動は続けていく。ただ、女優業は"セーブ"することになりそうだ。
「"ドラマは1年に1本"など、仕事を絞っていくと思います。彼女は30歳になってから、少しペースを落として仕事をしようと考えていました。実際、'18年の日テレ系ドラマ『獣になれない私たち』で主演を務めてから、昨年のドラマ『親バカ青春白書』に出演するまで2年間ドラマに出ていませんでしたから。家庭も持ちましたし、無理のない範囲でやっていくのでは」(同・芸能プロ関係者)
今後はどんな仕事をしていくのだろうか。
「テレビCMですね。現在、7社のCMに出ていますが、今後もオファーは途切れないでしょう。好感度の高い彼女は、大手のクライアントから常に名前があがっています。結婚したことで、ファミリー向けの商品を扱う企業など、CMの幅が広がると思いますよ」(広告代理店関係者)
地道に育んだ"恋"が夫婦を超えてゆけ!
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