"愛あふれる作品に" 映画「大綱引の恋」鹿児島県内で先行公開
薩摩川内市を舞台にした映画「大綱引の恋」の先行公開が30日、鹿児島県内で始まった。鹿児島市出身の俳優西田聖志郎さんら出演者5人が各劇場で舞台あいさつ。主演の三浦貴大さんは「心を込めて演じた。温かい気持ちになってもらえたらうれしい」と語った。
映画は、大綱引に青春を懸けるとび職の跡取り・有馬武志(三浦さん)と、下甑島の診療所に勤める韓国人研修医ヨ・ジヒョン=知英(ジヨン)さん=の切ない恋と、2人を取り巻く家族模様を描く。3月に急逝した佐々部清監督の遺作となった。
鹿児島ミッテ10(同市)での舞台あいさつで西田さんは「身近な存在である家族の話。自身と重ねて見ればより心に残ると思う」。三浦さんは「映画愛あふれる監督の作品。暗い話が多い一年だったが、さまざまな愛が表れている映画を楽しんでほしい」と話した。
ほかに、TOHOシネマズ与次郎、天文館シネマパラダイス、シネマサンシャイン姶良で公開中。31日は薩摩川内市の川内文化ホールでも上映される。全国公開は来年の予定。
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