人気シリーズ「コード・ブルー」が生んだ絆!山下智久『最期の瞬間はきっとみんなのことを思い出す』
2018/06/28 17:00 配信
映画
人気ドラマシリーズの映画「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」が7月27日(金)に公開。ドラマの1stシーズンから10年、メーンキャストの山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介の5人は製作陣と話し合いを経てクランクインに臨んだという。
山下智久「10年の歴史があるから、演者もスタッフもみんな思いが強くて。忙しい中でもみんなで集まって、正直に思いをぶつけ合いました。そういう場を設けられたのはすごく良かったと思うし、これも10年という積み上げてきた時間や関係性があるからこそ、成立したと思います」
愛のこもった作品の完成時も、5人で並んで鑑賞したという。
山下「(横並びになっているメンバーを見ながら)こんな感じで見ました(笑)。ドラマでの普段の『コード・ブルー』のシーンというものはもちろんそこにあったんですけど、それプラス、スペクタクル感というか、映画でしか表現できないスケールの大きさみたいなのは見てて感じましたね。あとはそこに患者さんのドラマが新しく吹き込まれていたりして、あっという間に2時間過ぎてしまったし、本当に感情が行ったり来たりして、ジェットコースターに乗ってるような感覚でした。あらためて、映画を見に行くってこういうことだなって思いながら見てましたね」
新垣結衣「目を離す隙もないというか、本当に展開がどんどん転がっていくんです。今回もゲストとして出演された方がたくさんいるんですけど、それぞれのエピソードがあって、常に前のシーンを上回るほどの何かが起こるんで、気持ちもどんどんそっちへ引っ張られていくというか。本当に2時間がアッという間でした。映画を見て、これまでのアルバムを作ってもらったって感じがしました。1stから見てくださっている方には特に、同じ思いでアルバムをめくってもらえるのではないかな、という気持ちになりました」
人気シリーズ「コード・ブルー」が生んだ絆!山下智久『最期の瞬間はきっとみんなのことを思い出す』
2018/06/28 17:00 配信
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5人にはブレない絆がある
今作で、それぞれが演じたキャラクターとして抱えていた課題は、どんなシーンであったのだろう?
山下「“成長”っていうものをどういうふうに見せるかっていうのはすごく悩みました。3rdシーズンの第1話に、“本当にこれでいいのか”って自問自答するセリフがあったんですけど、本当にそのセリフの通りで、今回映画を通して、藍沢と一緒に僕自身も探していったような気がしていて。結論、“自分のために医者をやるんじゃなくて誰かのためにやる”っていうところが藍沢としては一番大きな成長だったし課題だったと思いますし、5人としては、“ちょっとやそっとじゃブレない絆があるんだよ”っていうことをしっかり見せたいと思ってたのが5人の課題だったかなと」
新垣「白石個人としては指揮官という役柄もあるので、“見守る”ということが課題でした。映画のストーリーの中でもそれぞれのエピソードを一歩引いて見守っている役割なのかなと思ったので、個人の成長はあまり考えてなかったんですが、映画になった意味とか、5人が今まで積み重ねてきた作品に対する思いをちゃんと込めて現場に挑みたいとか、見てくださる方は何よりも楽しんでもらいたいとか、そのために何ができるのかを考えながらやってました」
戸田恵梨香「3rdシーズンが“患者さんとどう向き合うか、どう伝えるか”ということが課題で、とにかくそれをずっと考えてたんですけど、今回もその続きだったのかなと思いますし、今回は、救命チームのことも、白石のことも、大丈夫だなって思えるところまでフォローすることに徹したので、“白石が安心できるチームづくり”っていうところが、緋山の課題だったのかなと思います」
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2ndの経験を経て、そばにいられる強さを持てた(比嘉)
比嘉愛未「今回のストーリーの中で、成田空港から運ばれてきた患者が冴島の担当になって、そばにいるんですけど、1st、2ndの冴島だったらつら過ぎて彼女のそばにいれなかったと思うんです。だけど、藤川(浅利陽介)やみんなの支えがあって乗り越えた2ndの経験を経て、そばにいられる強さを持てたんだなと思ったんです。“救えない命もある”っていうのは分かっているんだけど、今回もそこでまた教えを学んだというか。きっとこの繰り返しで終わらないんだなってあらためて思いましたね。今回は冴島を通して、“愛する人を残して死んでいくつらさと、残された者の気持ち”を丁寧に描きたいな、表現したいなと思ってやっていました。私は、そんな冴島に背中を押してもらった気がしています」
浅利「課題はたった一つ。(冴島と)“結婚式をしたい!”ただただそれだけでした(笑)」
比嘉「かわいかったよね、藤川!」
浅利「とにかく、そこのみ、ですよ。休みのないお医者さんの業界の中で、休みをやりくりし、シフトを白石に言って、どうにかフライトナースである冴島の日を空けてもらったり、そこら辺の根回しをすごいしてると思うんですよ。いかにそこをゴールとして向かっていくかみたいな」
戸田「藤川は、とにかく冴島を喜ばせてあげたかったんだよね」
比嘉「そうだね。でも、個人的には、2ndから3rdが始まるまでの7年間、空いた中で藤川と冴島の関係性が急展開していていきなり同棲してたんで、“藤川どうやって冴島を口説き落としたんだろう?”って思いましたね(笑)。同棲までしちゃう急展開がすごいなと思って」
戸田「確かに! 藤川の距離感の詰め方見てみたいよね!(笑)」
比嘉「そうそう! スピンオフとかやりたかったくらい!(笑)」
浅利「ほのぼのしてると思うぜ。“僕は死にません!”みたいなキメゼリフは言ってないと思うけど(笑)」
戸田「超チャラかったらどうしよう」
一同「(爆笑)」
人気シリーズ「コード・ブルー」が生んだ絆!山下智久『最期の瞬間はきっとみんなのことを思い出す』
2018/06/28 17:00 配信
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最後に、「コード・ブルー」という作品が自身にとってどういうものか、主演を務める山下に尋ねてみた。
山下「10年間も一緒に同じ役について考えさせてくれる状況をつくってくれたのが幸せだなって思いますし、僕の人生の中で、多分僕が死ぬときにみんなのことを思い出すだろうなって、試写を見ながら思ったんです。そのくらい、僕の人生の大きな作品です。『コード・ブルー』を見て看護師になったという方のお話を聞くと本当にうれしいんです。自分自身も、昔、小学生だったころにテレビでドラマ『木曜の怪談』 (1995 ~1997年フジテレビ系)を見て、滝沢(秀明)君に憧れて、自分もこんなふうになりたいと思ったのがこの世界に入ったきっかけだったので、そういう“きっかけ”に自分がなれることって、すごくうれしいことだと思うんですよね。なので、この先も『コード・ブルー』がずっと続いてくれることと、この作品が誰かのきっかけになれることを願っています」
撮影=山田大輔/取材・文=武市尚子/取材協力=hacci/スタイリスト=長瀬哲朗(新垣)、丸山晃(戸田)、後藤仁子(比嘉)、鳥丸由紀子(浅利)/ヘア&メーク=藤尾明日香(Kichi)(新垣)、佐々木恵枝(sylph)(戸田)、奥原清一(suzukioffice)(比嘉)、小林雄美(浅利)/衣装協力=ウエムロ ムネノリ(新垣)、マンデーエディション(戸田)、ミドラ、マリハ、ユグレ(比嘉)
映画「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」
2018年7月27日(金)公開
配給:東宝
出演=山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか、安藤政信、椎名桔平ほか
◆6月27日(水)より「劇場版コード・ブルー」キャスト陣によるリレー連載がスタート!◆
◆月9ドラマ「コード・ブルー」特集ページはこちら!↓↓◆
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