2016年10月20日木曜日

20161020 ニュース - 比嘉愛未さん交え、レッツノートの20年を振り返ろ う:ITpro


ニュース - 比嘉愛未さん交え、レッツノートの20年を振り返ろう:ITpro
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ニュース - 比嘉愛未さん交え、レッツノートの20年を振り返ろう:ITpro

 2016年10月19日から10月21日にかけて東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2016」。展示会場内アリーナでは、特別講演「モバイルワークスタイル 20年間の軌跡とこれから」と題したパネルディスカッションが開かれた。

展示会場内アリーナの特別講演「モバイルワークスタイル 20年間の軌跡とこれから」の様子
(写真撮影:新関 雅士、以下同じ)
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 パネリストには、モバイルデバイスのプロとして、パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部 東アジア営業統括部の向坂紀彦統括部長、モバイルデバイスのユーザー代表として、女優の比嘉愛未さんが登場。日経BPイノベーションICT研究所の中野淳上席研究員がモデレータとなり、今年で誕生20周年になるモバイルデバイス、「レッツノート」の歴史をたどった。

 500人ほどの定員であるアリーナは超満員。立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。

20年の進化はユーザーの課題やニーズが源泉

 20年ほど前のモバイルパソコンは、重量が1.5kgでバッテリーの持ち時間は2時間程度だった。このころ、企業内でモバイルパソコンの利用が始まった。メーカー各社は、CPUやハードディスク、メモリーについてのスペックを競っていたが、2002年に入ると、軽量化に重点が置かれて1㎏を切る製品が登場する。

 軽量化は、社外で利用しやすくすることを狙ったものだが、同時に耐久性も求められるようになってきた。パナソニックの神戸工場を訪れ、落下試験や耐加圧試験などを間近で見学したことがある比嘉さん。「本当に壊れてしまうのではないかと不安だったが、問題なく稼働できる結果となり、わくわく感いっぱいで見学できた」と、振り返る。

 向坂統括部長によると2000年代にはいったころ、軽量化と長時間利用の2点を、レッツノートの強みとしてユーザーに訴求していたという。「モバイルユーザーが満員の通勤電車のなか持ち歩いたり、移動中に落としてしまったりすることが増えてきた。頑丈で長持ちするものがほしい、というニーズが増えてきたこともあり、耐久性も重視するようになった」と振り返る。2007年ごろまでには、100㎏重の圧力を加えたり、60㎝の高さから落下したりしても、問題なく利用し続けられるようにできたという。

パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部東アジア営業統括部の向坂紀彦統括部長はモバイルデバイスのプロとしてパネルに登壇
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 その後、モバイルデバイスには、性能の高さが求められるようになってくる。画像や動画などを扱うことが増えてきたからだ。比嘉さんも「インスタグラムで仕事やプライベートでの写真をアップしたり、動画サービスを通してヨガをやってみたりしている」という。

 モバイルデバイスでも、搭載するCPUに変化が現れる。それまで主流だった低電圧版のCPUから、標準電圧版(電源電圧がデスクトップ版と同じ)へと切り替わってきた。中野上席研究員は「小さいノートパソコンで大きな電力消費が増えてきた。そこから出てくる熱対策で、メーカーは、技術的な工夫を凝らし、乗り越えてきた」と、説明する。

 その後、2011年以降、タブレットやスマートフォンがビジネスパーソンの仕事を支えるようになった。モバイルデバイスもそれを受けて変貌を遂げる。向坂統括部長は「2012年、CF-AXシリーズという、タブレットとしてもノートPCとしても使いやすいハイブリッド製品を投入。1台で済ませられるようにした。この手軽さは引き続き好評を博している」と話す。このほか、光学式ドライブを搭載しながらも世界最軽量を達成したB5サイズのモバイルデバイスSZ6も世に送り出している。

 以上を踏まえて、中野上席研究員は、「モバイルデバイスは、ユーザーが直面している課題やニーズを解決することで、進化を遂げてきている」と、20年の歴史を締めくくった。

ユーザーはどんな観点でモバイルデバイスを選んでる?

 では、今のユーザーは、どんな観点でモバイルパソコンを選んでいるのか。比嘉さんは、「スマートフォンは、バッテリーが切れるととても困るので、予備の充電器も持ち歩いている。仕事でレッツノートを持ち歩いているが、バッテリーが長時間持つ点を重視している」と話す。これを受けて、中野上席研究員は、モバイルデバイスの利用者に対するアンケート調査の結果を示していった。

モバイルデバイスのユーザー代表としてパネルに登壇した女優の比嘉愛未さん
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 調査からは、モバイルパソコンを業務で利用しているユーザーの大半は、いつも持ち歩いていたり、1日1回は利用していたりしている。また週に20時間以上使っているユーザーが半数以上を占めた。比嘉さんのように、バッテリー切れが気がかりなユーザーは少なくないということが結果に表れている。

 またモバイルパソコンを利用している理由としては、業務効率化やペーパーレス化などが主だったものとして挙がった。「モバイルパソコンを社外で使っているユーザーの所属企業は、業績が良い傾向にあることもつかめている」と、中野上席研究員は明かした。

 さらに、中野上席研究員は、モバイルパソコンユーザーがどのメーカーのものを使っているのかや、使ってみての評価についても結果を公表。パナソニックのレッツノートは、利用割合や利用してみての満足度、軽さや故障しにくさなどで、トップの結果になった。一方、価格面では他社の評価が上回った。

 これを受けて、向坂統括部長は、「当社も価格について努力しているものの、お客様はよく見ていらっしゃる」と苦笑い。そのうえで、「ハードウエアの購入費用にとどまらず、その後、故障せずに長期間利用できることも重要。TCO(総保有コスト)をいかに削減していくのかも、企業のモバイルデバイス利用では大切だ」と、指摘する。

 この指摘を受けて、中野上席研究員は、企業のシステム担当者を対象にしたアンケート調査の結果を紹介。パソコンの故障で業務効率が低下したり、システム担当者自身が対応に追われたりすることなどが、大きく問題視されていることが分かった。

 さらに1度のパソコン故障での損失額も提示。データの復旧やシステム担当者の対応にかかるコストなどを積算したところ26万円を超えると分かった。「モバイルパソコンを利用する上で、TCOは大切な視点。ITは企業の競争力を高めるもの。その担い手がシステム担当者だ。彼らに戦略的な仕事に専念してもらうためにも、パソコンの故障対応に追われる状況は、企業として回避しなければならない」と、中野上席研究員は、強調した。

モデレータを務めた日経BPイノベーションICT研究所の中野淳上席研究員
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モバイル活用シーンは街中にも広がる

 パネルディスカッションも大詰め。話題は、電子マネーを含むモバイルITの活用シーンに移った。仕事でレッツノートを持ち歩いているという比嘉さん。「モバイルデバイスは個人情報があるので、なくしてしまうのは不安」と話す。向坂統括部長も「モバイルデバイスを使う際、大切なデータを保護する施策も重要だ」と応じた。パナソニックが提供しているパソコンの盗難紛失対策サービス「TRUSTDELETE Biz」ではパソコンの電源がオフでも、遠隔で起動して大事なデータを消去するなど、セキュリティの確保が図れるという。

 さらに向坂統括部長は、企業が在宅勤務制度を実施する際、モバイルパソコンの活用策について「ユーザーが日ごろ使っているパソコンを持ち出して使うのがよいと考えている。企業によっては、持ち出し用パソコンを用意しているケースがあるが、二重投資になり無駄だ。いざ使おうと思ってもセキュリティパッチを当てないと使えないといった煩雑さも出てきている」と、指摘した。

 パネルディスカッションの締めくくりで、中野上席研究員は、「モバイルパソコンは、ユーザーの声を受けて進化している。ユーザーはもっとメーカーに声をぶつけていくといい。その声が、新しい機能の追加やサービスの充実につながる」と指摘した。

 向坂統括部長は、「レッツノートはこれまでのお客様の声を踏まえて進化させてきた。これからも、ダントツのお客様密着度で、ダントツの商品力を維持し、モバイルワーカーの業務革新に貢献していきたい」と意気込みを語った。

 これを受けて比嘉さんは「レッツノートの歴史や関連サービスを振り返ることができて、ユーザーとしても誇りを持つことができた」とのコメント。「現在放映中の時代劇、『石川五右衛門』に出演しています。また来年1月には主演ドラマ、『本日は、お日柄もよく』もスタート。みなさん、ぜひ応援をよろしくお願いいたします」と、女優としてのアピールも忘れなかった。


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沖縄のべっぴんさんやー。比嘉愛未さん。 パナソニークのタフなノートのデモにて。 pic.twitter.com/Bg6Bkbwg10

出典:twitter.com

nikosun(太田裕己ൠ Hiromi Ohta)18:09



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