201408 BENEFIT STATION
ユーミンこと松任谷由実さんの歌と演劇を融合させた話題の舞台の第２弾が、今年10月に上演決定。その舞台でヒロインを務めるのが、比嘉愛未さんだ。
「じつは舞台経験は今回で２回目。しかも主役を演じさせていただくことになりました。嬉しさはもちろん、不安もあるのが正直な感想です。まだ時間はありますので、先輩方の演技を参考に、ゆっくり準備したいと思っています」
舞台経験２度目にして主役抜擢という快挙。その舞台が帝国劇場ということもあって、相当なプレッシャーを感じていたのだとか。
「帝国劇場といえば演劇界の大御所の方が出演してきた、いわば聖地。『いつかこのステージに立ちたい』と願っていましたが、その夢が思わぬ早さで叶ってしまったんです。でも、決まったからには完璧なパフォーマンスを見せたいので、全力で挑みます！」
今回の舞台では、大きな隠し事を秘めたダンサーを演じる比嘉さん。これまでは清楚でおしとやかな女性を演じることが多かったため、彼女の女優としての新境地を開く作品となりそう。
「これまで演じてきた女性とはひと味違った魅力的な人物。女優として、新たな一面を見せられるよう努力するつもりです」
そしてこの舞台の最大の見所でもあるのが、ユーミンの生歌だ。
「先日ユーミンさんのコンサートを見させていただき感激しました。同じ表現者でも、アーティストの方が発するオーラは全く別物で、その点が一番印象に残っています。10代の頃に何度も聴いた歌『Hello,my friend』を聴いたときには、当時の思い出がフラッシュバック。思わず鳥肌が立ってしまいました。『やはりユーミンさんの曲はすごい！』と、改めて感動しました」
数多くのドラマ出演だけでなく、舞台への挑戦、さらには自慢のロングヘアを30cm以上もカットするなど、今年は新たな飛躍の年となりそうな比嘉さん。そんな彼女のプライベートも、これまでとは少し変わってきた様子。
「最近ハマっているのが旅行です。以前はオフ日も仕事のことばかり考えて、映画や舞台を見ることが多かったのですが、仕事を一切忘れて、心身ともにリラックスする時間が大切と思うようになりました。この間も３泊５日でサンフランシスコに弾丸旅行したばかり。それに隙あらば沖縄へ里帰りしてますね（笑）」
profile 比嘉 愛未（ひが まなみ）
1986年6月14日生まれ、沖縄県出身。
モデル業を経て、2005年映画「ニライカナイからの手紙」で女優デビュー。2007年のNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」でヒロイン役に。以降、数多くの映画、ドラマ、CM等で活躍中。
●撮影／伊東祐輔（PEACE MONKEY） ●文／三輪順子
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